リサイクルの心得

子どもが遊び飽きて、収納場所のこやしになってしまった古いおもちゃ。
お金をわざわざかけて買ったものなのだと思うと、使わなくなって邪魔になってしまっていても、捨てるのは何となく気が引けるものです。

だけどこやしにしておいても仕方ないから、そんな時はぜひリサイクルショップへ。
散々いじって遊んでちょっとボロボロな感のあるおもちゃ。

失礼ですが、フリーマーケットなどでそれなりのお金に変えようと思ってもそれは無理な話です。
リサイクルショップやゲーム・おもちゃ類の買い取りをしてくれるお店に持って行く方が賢明だと思います。

ただし儲けようとは思わないこと。
高額査定は期待しないで下さい。

よっぽどの代物でもない限り、あとで実際の査定価格にショックを受けますから。
それから買い取りしてもらう時は、何でも買い取り・買い取り拒否ナシというお店を選びましょう。
リサイクルビジネスは、これからも市場は伸びていくでしょうし、再生をキーワードに幅も広がると思いますね。

リサイクルと中古のボーダーラインが自分の中では非常に曖昧なのですが、どちらにしろ再活躍が期待出来る商材は、ゴロゴロとありそうですよね。
心情的には新品に目が行ってしまいますが、味わい深いヴィンテージも魅力が満載です。

新品や新商品は、利用実績がありませんから、評判次第ではあっと言う間に無くなります。
それと比較して、良い物はいつの時代でも良いものであると伝えられるので、再利用や再活用は積極的に行いたいですね。

紙の博物館にて

先日、都内某所の紙の博物館なるところへ赴いた。
ある公園に遊びに行ったら、たまたまそんな博物館があったので、雨がふっていたこともあって雨宿りがてら入ってみた。

あまり大きくない施設だけに、なかはひっそりとしていて、常駐しているらしい係の学芸委員の方が、熱心に説明をしてくれた。
紙がどこから生まれてどのようにリサイクルされていくか。
どんな風に製品化されていくか。
そんな教育的なことを博物館で聞いたのは、小学生の社会科見学でゴミ処理場に行って以来だな、と、そんなことをぼんやりと考えながら見学をしていた。
しばらく順路にそって歩いていると、昔の紙あそびのコーナーにさしかかった。
昭和の時代に、子供が遊んだ紙のおもちゃたちが、ディスプレイのガラスケースのむこうにならんでいた。
すごろく、たこ、めんこ、かるた、百人一首…。
と、そのかるたに非常な見覚えを感じた。
おや、これはうちにあったような。
そうだ、うちにあった!
突然昔の友人に出会ったような懐かしさを感じて、あたりのだれかれかまわず吹聴したいような衝動に駆られた。
生憎、周りにだれもいないどころか、館内にほとんど人がいなかったのだけれども。
しばらくそわそわして、なんだか歴史上の人物になったような特別な感じに浸った。
わたしが実際に遊んだかるたが、歴史に残るようなものだったなんて。
しばらく嬉しくてぼんやりしていたのだが、ふと、博物館に飾られるようなものをリアルタイムで感じた自分というのは、と考えた。
そんな自分は、もしかして思っているより若くないのではないだろうか。
そう気がついてからは、俄然面白くなくなった。
とっととそのコーナーから立ち去ったのは言うまでもない。

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